小寺 潤 小寺 潤

東京駅の赤レンガ

公開日:2014/11/08(土) 更新日:2014/11/08(土) 家づくりのこと日々のこと広報・企画

 

 

先日、とある研修に参加するために、久しぶりに東京に行ってきました。

研修会場が大手町だったので、東京駅を出入りする訳ですが 。。。


 

 

 

やっぱり東京駅舎はカッコイイですよねっ!

 

東京駅舎といえば、

戦争中にいろいろ壊れてしまったので、度々修復がされていたようですが、

2006年?に大規模な修復工事が始まって、

2012年10月に全面リニューアルオープンされたんです(よね?)。

(↑間違ってたらスミマセン)


確か、そのオープン時にNHKで東京駅舎の修復についての

特集番組が放送されていて、それを見た記憶があります。


いろいろとスゴい技術がつぎ込まれた修復工事だったそうですが、

個人的にとても印象深かったのが「赤レンガ駅舎」とも呼ばれるほどに

東京駅の象徴にもなっている「赤レンガ」の壁の修復でした。


 

実は、東京駅の赤レンガ壁には「覆輪目地(ふくりんめじ)」という

日本独自の目地の技法が使われているんですって。

(僕も実際に触って確かめてきました!)


 

 

↑ これが東京駅舎の赤レンガ壁の写真。

↓ 下の写真が通常のレンガ壁の写真ですが、

目地がふっくらと盛り上がっているのが分かりますかね?

 

 

 

この「覆輪目地」は、目地の断面が半円形で中央部を

“かまぼこ” のように盛り上げることで、目地部分を強調して

 レンガの美しさを際立たせる効果があるんだそうです。

 

 

ンー! 確かにっ!


普通の壁より、覆輪目地のほうが高級感とか

洗練された感じが出ていますよね!


目地ひとつとっても、一手間を惜しまずかけてあげることで

こんなにも見た目が変わるんですね?!(感動)


ちなみに、この「覆輪目地」は伝統技法らしいのですが、

手間とコストの問題で、現在ではほとんど使われない技術になってしまったため、

その技術・技法の伝統がほとんどされていないらしく、

日本国内にもこの技をしっかりと身につけている

職人さんはほんの数人だけなんだそうです。

(しかも高齢のおじいちゃんみたいです。)


東京駅舎の改修時には、その職人さんたちに協力してもらい、

作業で使うコテから技術の復元をしたそうです(スゴいっ!)


 

 

 

普段は「カッコイイ」とか「キレイ」とか、単純に眺めているだけですが、

その裏には、いろいろな人たちの努力が隠れているんだなぁ。。。

としみじみ思いました。

(さつまホームの職人さんたちもスゴいので、改めて敬意が強まりました。)

 

 

 

 

 

短い滞在時間でしたが、伝統に触れ、

大満足で大阪へ帰ることができました。

 

 

 

ちなみに、東京滞在のシメは「そば」でした。

ん?! 味が濃い!

これはこれで美味しかったんですが、

やっぱり関西風のあっさりダシが好きだな?♪

 


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