永田 智恵 永田 智恵

ベトナムの様子です②

公開日:2015/08/14(金) 更新日:2015/08/14(金) 家づくりのことコーディネーター

日本では毎日体温よりも高い気温が続いていると聞いています。
熱中症などにはくれぐれも気をつけて、楽しい夏をお過ごし下さいね。

さて今日はベトナムの住宅について少しお伝えをしたいと思います。

ベトナムは今、大変な建築ラッシュです。
いたるところで高層マンション(こちらでは大規模なものもアパートメントといいます)が建設され、
現在それと並行するように列車の線路を延長する計画の工事も行われています。





日本と同じで、郊外に行くとゆったりした敷地に大きな建物がドーンと建っていますが、
(バイクからの写真のため、少し斜めですみません。。。)


私のいるホーチミン市はたくさんの人が住む人口密集地。
多くの建物はお隣さんと連棟、もしくは数センチの隙間しかありません。


玄関からの奥行が長く隣家に面する壁には窓がない、
京都の建物でよく言われる「うなぎの寝床」形式のお家が多いです。
建物を横から見ると、このように一面すべて壁になっています。


先日、機会があり現地の方のお家にお邪魔させて頂くことができました。

こちらは玄関 兼 駐輪場 兼 リビングスペース。
お食事もこちらに座って、玄関先を眺めながら取られるそうです。
言われてみれば、写真上部に炊飯器ありますよね(笑)


同じくリビング。TVのためのニッチがあります。
上部にはTV用の照明も完備!



こちらはキッチン。
ベトナムの方はお家であまり料理をしないと聞いていたのですが、
こちらのスタッフに聞くと実際はそんなことはないとのことで。。。

とっても立派なL型のキッチンで、ちょっと羨ましく思ってしまいました(;^ω^)


階段室下のスペースを有効利用し、
シャワー/洗面/お手洗いが一緒になったサニタリールームになっています。


リビングからつながる階段には
飾り棚や開口があったり、デザインが印象的なアイアンの手摺があったりと
これからのお家づくりのご提案のヒントになりそうなものがいっぱい詰まっています☆
 

階段は御影石を使った重厚感たっぷりなつくり。
かっこいいです?


2F・3Fは階段を挟むようにお部屋が5部屋。
こちらに来てベトナムのお家にも何件かお邪魔させて頂きましたが、
床はタイル敷が一般的なようで。
素足にひんやり心地いいです(#^^#)
 

階段室の上部には大きなトップライトも。
建物の両サイドには窓がありませんが、このトップライトの光が吹抜けから差し込むため
暗さは全く感じられません。
でも、、、ベトナムのあのすさまじい勢いのスコールを
このシングルガラスのトップライトだけで受けているのかと思うと
ちょっとだけ心配にも・・・(;^ω^)


最近、さつまホームのお客様からもご要望が増えてきたアーチ型の窓も
こちらのお家では当たり前のように使われています。
ちなみにこちらのスペースはサンルームになっていて、
観葉植物を楽しんだりお洗濯を干すには最適なんだそうですよ!

 
郊外の道路沿いのカフェでもよく見かけるハンモック。
こちらのお宅にもありました!
なんだかゆったり時間が流れている感じがしていいですね!
 

もともとは近隣の土地情報の確認に行ったのですが、お向かいに住んでいらした
こちらのオーナー様ご夫婦、土地の写真をパシャパシャ撮る私が気になっていたそうで。。。

「ベトナムの一般的なお家ってどんなつくりになっているの?」という突然の私の申し出に、
快く「見てみる?どうぞ、どうぞ?写真もOKよ!」とおっしゃってくれました。

ベトナムの方のご厚意に感謝です☆


<おまけ>
ベトナムの人は冷蔵庫もTVもバイクで運んでしまいます(笑)
いろいろな意味でパワフルな国です!