先日、とある研修に参加するために、久しぶりに東京に行ってきました。
研修会場が大手町だったので、東京駅を出入りする訳ですが 。。。
やっぱり東京駅舎はカッコイイですよねっ!
東京駅舎といえば、
戦争中にいろいろ壊れてしまったので、度々修復がされていたようですが、
2006年?に大規模な修復工事が始まって、
2012年10月に全面リニューアルオープンされたんです(よね?)。
(↑間違ってたらスミマセン)
確か、そのオープン時にNHKで東京駅舎の修復についての
特集番組が放送されていて、それを見た記憶があります。
いろいろとスゴい技術がつぎ込まれた修復工事だったそうですが、
個人的にとても印象深かったのが「赤レンガ駅舎」とも呼ばれるほどに
東京駅の象徴にもなっている「赤レンガ」の壁の修復でした。
実は、東京駅の赤レンガ壁には「覆輪目地(ふくりんめじ)」という
日本独自の目地の技法が使われているんですって。
(僕も実際に触って確かめてきました!)
↑ これが東京駅舎の赤レンガ壁の写真。
↓ 下の写真が通常のレンガ壁の写真ですが、
目地がふっくらと盛り上がっているのが分かりますかね?
この「覆輪目地」は、目地の断面が半円形で中央部を
“かまぼこ” のように盛り上げることで、目地部分を強調して
レンガの美しさを際立たせる効果があるんだそうです。
ンー! 確かにっ!
普通の壁より、覆輪目地のほうが高級感とか
洗練された感じが出ていますよね!
目地ひとつとっても、一手間を惜しまずかけてあげることで
こんなにも見た目が変わるんですね?!(感動)
ちなみに、この「覆輪目地」は伝統技法らしいのですが、
手間とコストの問題で、現在ではほとんど使われない技術になってしまったため、
その技術・技法の伝統がほとんどされていないらしく、
日本国内にもこの技をしっかりと身につけている
職人さんはほんの数人だけなんだそうです。
(しかも高齢のおじいちゃんみたいです。)
東京駅舎の改修時には、その職人さんたちに協力してもらい、
作業で使うコテから技術の復元をしたそうです(スゴいっ!)
普段は「カッコイイ」とか「キレイ」とか、単純に眺めているだけですが、
その裏には、いろいろな人たちの努力が隠れているんだなぁ。。。
としみじみ思いました。
(さつまホームの職人さんたちもスゴいので、改めて敬意が強まりました。)
短い滞在時間でしたが、伝統に触れ、
大満足で大阪へ帰ることができました。
ちなみに、東京滞在のシメは「そば」でした。
ん?! 味が濃い!
これはこれで美味しかったんですが、
やっぱり関西風のあっさりダシが好きだな?♪