デザインについて追究していくと、いつも、建築学概論で学生時代に学んだ事をいつも思い出す。
建築学概論を追究していくと古代ローマにたどり着く、古代ローマの建築家ウィトルーウィウスの著者
De Architectura、建築十書が、世界最古といわれている、建築概論である。
この中の3章に、Well building hath three conditions: firmness, commodity, and delight.と記されています。
「よい建築は、堅固さ、快適さ、快という3つの条件によって成り立つ」と訳されたり、
「うまく構築することは3つの条件を持つ:堅さ強さ、商品性実用性、そして喜び美しさ」と訳されたり、
「理想的な建物には3つの要素があり、丈夫で便利、そして美しい」と訳されたりしている。
日本では、「強さと用と美」が、一番浸透していると思われる。
建築十書について気になる人もいると思うのでWikipediaを引用すると
- 建築家に必要な知識、建築の要素、都市計画(土地の選定、城壁の築造、道路の配置)
- 建築の起源、建築材料(煉瓦、石材、木材等)
- 神殿建築について、 建築オーダー(イオニア式等)
- 第3巻の続き(コリント式等)
- 都市建築について(ローマ建築)、劇場、浴場等
- 住居について、国内の建物 (Domestic buildings、Roman villa)
- 仕上げについて、床(ペーブメントデザイン)、壁(装飾のしっくい仕上げ)
- 水について、給水および水路(ローマの水網)
- 日時計の造り方について、関連する科学-幾何学(geometry)、測定学(measurement)、天文学(astronomy)、日時計の歴史 (History of sundials)
- 建築の業績について
いつも、ここに辿り着き、更にデザインを追究すると、ウィトルーウィウスの人体図を
レオナルド・ダ・ビンチが描いた物がある。
恐らくこの時代に、美しいと賞賛を得ている人を解析し、そこに、人体を美の根源を見出し、数値化している。
そもそも、美しさとは、人によって少しずつ違うと思うのですが、公共建築を作る上で、
全ての人が不快感を表さない、喜びを得られる建物を考えた時に、最も良い縦横比を見出したとされている。
さつまホームの建物について
スタッフ全員が、統一で念頭に置いている考え方があります。お客様のご要望をお聞きしてプラン作成をしていく中で、意識している価値
1.基本価値・2.使用価値・3.感性価値です。
1.基本価値は、耐震性・耐火性・断熱性・気密性を、
今この北摂地域に最も良いとさつまホームが考えた基準を標準仕様としています。
2.使用価値は、ここが設計士の腕の見せ所かもしれません。
当然の事ながら、住まい手の使い勝手の良い間取り・キッチン・浴室・洗面・トイレ
が標準仕様になっているのですが、住まい方は、年齢・価値観・過去の生活スタイルによって違います。
住まい手のオンリーワンのお家のご提案を行います。
3.感性価値は、ウィトルーウィウスが提唱している、美・喜びのデザインです。
設計士は、美しいデザインを常に取り入れまた、自身も観に行き美しさを探求し続け
お客様は、当然ですが造り手も喜びを得られる美しいお家のご提案を致します。