箕面の専門家が解説|注文住宅を建てる際に気を付けたい間取りのポイント
「注文住宅の購入を検討しているけど、どのような間取りにすればいいのか分からない」
「工事が完成してから後悔しないか心配だ」
このような不安を抱えている方も多いと思います。
注文住宅は、自由度が高い分、みなさん自身でしっかりと検討しないといけない事柄も多く、不安になる方も多いのではないでしょうか。
また、人生で最大の買い物になる可能性も高く、失敗したくないですよね。
注文住宅に限らず、大きな買い物をする前にはしっかりと知識を付けて、正確に完成形をイメージすることが大切です。
特に住宅の間取りは、多くの方がどうしたらいいのか分からなかったり、完成後に後悔したりすることが多いポイントです。
そこで今回は、現在注文住宅の購入を検討している方に、気を付けたい間取りのポイントに関して解説していきます。
□間取りを決める際の注意点
間取りを決めるときには、現在住んでいる家や、モデルハウスを参考に決めていく方も多いと思いますが、間取りを決める際にしっかり検討しておかなければならない点がいくつかあります。
そのような注意点に関して以下で解説します。
*収納
収納スペースがどれだけあるかは、住宅で快適に生活するためにはかなり重要です。
「おおよそこれくらいのスペースを確保しておけば大丈夫だろう」
と、あまり深く考えずに収納スペースを決めてしまうと、今現在持っているものが全て入りきらない可能性があります。
また、新居に移動する際、新しく購入したものをしまうスペースを確保できない問題が発生する可能性もあります。
このよう事態を防ぐためにも、現在住んでいる住宅にはどれくらいの収納スペースがあって、そこにどのようなものが片付けてあるのか、そしてそれらを新居ではどこに収納するのかまでしっかりと検討する必要があります。
また、収納スペースに全ての持ち物が入ったとしても、取り出しにくかったり、使い勝手が悪かったりという後悔もよくあります。
そうならないためには、使用頻度別に収納スペースを分けて考えることも大切です。
*水回りの位置
水回りの間取りを考える際に注意しないといけないのは、そこで発生する音が普段の生活の邪魔にならないかどうかです。
例えば、寝室とトイレが近いと、使用するたびに水の音が聞こえてきて睡眠の妨害になることもあります。
また、水の音は一階や二階でもよく聞こえるので、トイレやお風呂場の上や下に寝室を作るのは控えることをおすすめします。
こうした音が大きいトイレやお風呂場は、一か所にまとめて、静かさや落ち着きを重視する寝室や書斎からは遠ざけるようにしてください。
*風通し
風通しをよくするためには、窓の配置をしっかりと検討する必要があります。
日本の夏は湿度も高いため、風通しが悪いと湿気を家の中に溜めやすくなり、快適な環境を作りにくくなります。
そうなると、エアコンの使用頻度も高くなり、電気代もその分高額になってしまいます。
そうならないためにも、窓は北と南、東と西といったように向かい合わせで設置することが大切です。
また、一般的に南側に大きな窓を設置して、北側の高い位置に窓を設置することで、より風通しが良くなると言われています。
しかし、ここで注意しなければならないのは、窓を設置する側の外部環境です。
窓の外側に住宅や道路がある場合は、大きな窓を設置することで、外から家の中が丸見え状態になってしまいます。
こうしたプライバシーの観点にも注意しながら窓の位置を検討してください。
□まとめ
今回は、注文住宅の間取りを決める際の注意点に関して解説しました。
工事が終わってから、満足した仕上がりにするためには、工事を開始する前にどのような家にしたいのか、どのような点に注意して間取りを決めるべきかを十分に検討する必要があります。
十分な検討は慣れていないと難しいので、不安なことが多い方は専門家に相談して、アドバイスを貰いながら決めていきましょう。